仕事と介護との両立について

 

2025年代介護時代に突入するとされています。団塊世代(270万人)が75歳の後期高齢者なります。

75歳は三人に一人が要介護認定をされる時期。子世代に負担がかかる時期にもなります。

仕事と介護・看護・病気・育児は、それまでの価値体系を見直し、取り組んで行く時期になり、1自分の状況を把握 2自分の資源を洗い出し 3支援者の洗い出し 4取り組むための戦略策定をして行く必要があります。

特に、発生時期がポイント。発生から半年が非常に負担がかかる時期です。ここで心理的・物理的に追い込まれる方が多いようです。

この時、大切なのは、自分の生活の見直しを行い、削れるものを精査すること。削った時間分をどのように使うかは、自分の価値観に基づいて、再構成、分配をしていきます。

これに取り組まない多くの方が、物理的な障壁にぶち当たることになり、閉塞感や挫折感を味わっているようです。

介護は長期にわたるプロジェクト。しかも、残念なことに結果は一つ。死を持ってそのプロジェクトは終焉を迎えます。

その中で、経験を自己の人格発達に生かし、家族や人生のつながりや意味を持つというリフレーミングができてこそ、多様な価値に落とし込めます。

だからこそ、キャリア構築の経験として捉えるための、知識やトレーニングが介護生活を支えると私自身は信念を持って関わっています。

まずは、準備段階で、状況把握ができると連携体制を整えるのもスムーズに進みます。行政、企業、家族、地域の活かせるリソースを描けると、心理的にも楽になってきます。

思い込まずに、是非、専門家や経験者などに相談をすることをお勧めします。

*一般社団法人ワークライフバランス東海では、今後、仕事と介護の両立支援に力を入れながら組織と個人を支えるサービス提供をしていきます。

豊岡 敬子
キャリアコンサルタント(国家資格)
ワークライフバランスコンサルタント、心理療法士

2016年 5月 一般社団法人ワークライフバランス東海 理事
2018年  4月  ASAHI文化学院(日本語学校 設立メンバー)

講師歴:キャリアコンサルタント養成講座、就業支援講座、
コミュニケーション講座、ダイバーシティ研修、
ワーウライフバランス講座、女性活躍支援講座、
セクハラ・パワハラ研修、キャリアや幸せに関する内容など